X-man:今日もまた
徹夜で夜が明けた。いつも通り。一体自分は今までで何日朝日を望んだんだろう?
まだ実家にいる頃、徹夜は一種の冒険でもあった。何せ親が夜更かしするとやたらキレるため、
それがバレると面倒なこと故なかなかできることでもなかったし、あんまりしたくもなかった。
しかしネットが普及してきて、ちょうどICQなんかが全盛だったあのときに、チャットにはまりはじめて完徹を決行した。
自分の部屋は半分ガラス戸で、外に明かりが漏れる。だから徹夜をしていると一発でバレてしまうのだ。
だからその日は部屋の明かりを消して、ディスプレイの照明だけでひたすらチャットでトーク。飽きる事のない会話。
そして外が段々と明るみをおび、その光がカーテンから漏れ出してきた。いよいよ朝がやってきた。
もうここまでくるとする事も無く、無駄に普段読まない漫画を読み返したり、机を整頓しだしたり、普段取らない行動をし出す。
向いの家の屋根に、反対側から上ってくる太陽の光が反射し、一気に部屋に差し込む。
ため息をつくと吹き飛んだ埃が、太陽光に反射し顕微鏡の中の微生物のように舞う。
7時にもなると流石にオカンも起きてきたようで、階段を下りる音がした。自分もすることが無いので下の居間へ向かった。
部屋はまだ空調も効き切っておらず、オカンが朝メシの準備なぞしている。包丁の音と鍋を沸かす音。
「ずいぶん早いね?どうしたの」と訊いてきたもんだから「なんか、目が覚めた」などと嘘ぶっこく。
実は夜から一睡もしていないことは知る善しもないオカンは少し笑って、「もうちょっとでご飯できるよ」と言ってきたもんだから
自分はちょっと得意げになったが、反面申し訳ない気持ちが生まれた。思考回路は停止気味だ。
早起きは三文の得という言葉が出てきて、まったく同意する。朝は空気がいいし、何しろスタートダッシュした気分だ。
気持ちの余裕が違う。普段読まない新聞なんぞも広げてみたりする。まだ7時だ。
今日は休日だし、何をしよう。なんて考えているとご飯が出てきた。ダラダラと手をつけて食べていると、親父も起きてきた。
親父はいつも自分より早くに起きるし、その上週末ともなると尚更で、先に起きている自分に少々驚きつつも髭を剃っている。
メシを食い終わるとすさまじい眠気。胃に血が行っている。「もう少し寝たら?」とオカンが言うもんだから
さらに気が緩んでソファに横になる。で、昼になる。えーー・・。あーーーーーーー眠い・・・。
そんな具合さ。今もだけど。とにかく今日もまた1日がはじまったから、そろそろ行かないとね。空気が気持ちいい。
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by sora-man | 2006-01-25 09:35 | 日々


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