いつもと変わらず帰りの電車に乗り、
中央角の座席の前に立ってガタンゴトン。 前に座っているのは額に大量の脂汗の雫を溜めるナベツネ似の親父。 今日の主役。 乗ってからしばらくすると、ナベツネがおもむろに携帯を取り出す。 ピッピッピッと携帯のボタン確認音が鳴る。気になる。 しかし、構わず音をたてながら携帯をいじるナベツネ。 ナベツネがそうやって音を垂れ流しながら10分が経ったところだろうか、 電車の停車と共に、いきなり怒号が車内に響き渡る。 「ピコピコピコピコ携帯の音が五月蠅いんだよ」 とにかくすごい声だった。察するに老人だろうか、 人混みからそれらしき怒れる老人が現れる。 それを見たナベツネは素早く携帯をしまう。 怒れる老人はナベツネの向かいに座っている 学ランの上ボタンを開け、携帯を持った学生二人組に向かって、 これまたすごい怒号で、 「お前らか携帯でピッピッピッピッやってるのは。」 その質問に学生達は、 「違います。」 当然だ。 何せ犯人は目の前で素知らぬふりをしているこのナベツネ親父だ。 怒れる老人はその答えを無視し、興奮したままに 「マナーモードにするってことはな、人に迷惑をかけないって事なんだよ。」 何故かわからないが、このフレーズを3度も言い放った怒れる老人。 興奮しすぎて噛んでもいた。 周りの乗客はほとんど無視か静観。 ただ、ナベツネの近くにいた乗客は全てを見ていたので笑っていた。 てか自分も笑った。 すげぇ怒ってるけど、言う相手間違えてるし。要領を得ない。 学生達は本当災難だし、周りの乗客にも迷惑。 ボタン確認音の耳障りに始まり、怒れる老人の怒号。 全てはナベツネ親父に起因する。 あとから思えば怒れる老人に教えてやれば良かったかと思ったが、 怒れる老人も困った人の可能性があったので、 やっぱり言わなくて良かったなと。 ただ元凶のナベツネ親父には何も起こらず、 反省しているようにも見られなかったのには腹立たしかった。
by sora-man
| 2005-04-21 00:44
| 怒れる老人
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by sora-man カテゴリ
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